新型CR-VとCX-5、同じようなサイズに見えませんか?
比較すると、どんな違いがあるのだろう?
そう思っている人、意外と多いのかな。
ということで今回は、新型CR-VとCX-5を比較して詳しく見ていきたいと思います。
目次
新型CR-VとCX-5の比較 サイズはどっちが大きい?
では、まずは新型CR-VとCX-5のサイズを比較してみましょう。
パッと見た目は、同じような大きさのように見えますが…
新型CR-Vの外観サイズは、

- 全長 4605mm
- 全幅 1855mm
- 全高 1680mm
対して、CX-5の外観サイズは、

- 全長 4545mm
- 全幅 1840mm
- 全高 1690mm
あらら、私的には、ほぼ一緒かなと思っていましたが…
全長に関しては、新型CR-Vのほうが60mm長いようですね。
全幅も、新型CR-Vのほうが15mm長い。
全高は、逆にCX-5のほうが10mm高いのが分かりました。
外観の感じからは、室内の空間も新型CR-Vのほうが広いのではないかと想像できますが…
※【参考記事】CX-5のサイズ
では、室内のサイズはどのように違うのかを見ていきましょう。
新型CR-Vの室内サイズは、
- 室内長 1970mm
- 室内幅 1550mm
- 室内高 1185mm
対して、CX-5の室内サイズは、
- 室内長 1890mm
- 室内幅 1540mm
- 室内高 1265mm
室内長は、やはり新型CR-Vのほうが長いですね。
80mmほど長いようです。
室内幅も、新型CR-Vのほうが10mm長いようですね。
室内高は、CX-5のほうが80mm高いのが分かりました。
室内サイズは、トータルで見ると少し新型CR-Vのほうが大きい感じがしますね。
では、もうひとつ、新型CR-VとCX-5の荷室サイズを比較してみましょう。
新型CR-Vの荷室サイズは、
■ 通常時
- 奥行き 960mm
- 高さ 840mm
■ 後部座席格納時
- 最大奥行き 1920mm
- 最小幅 1010mm
対して、CX-5の荷室サイズは、
■ 通常時
- 奥行き 950mm
- 高さ 795mm
■ 後部座席格納時
- 最大奥行き 1780mm
- 最小幅 1050mm
新型CR-Vのリヤゲートを開けた時から、少し広いなとは思っていましたが…
比較して見ると、CX-5よりも高さがあることがよく分かります。
しかも、後部座席格納時には広い空間ができるので、新型CR-Vで車中泊するのも苦ではないでしょう。
※【参考記事】新型CR-Vで車中泊
というか、これだけの広さのスペースがあれば、新型CR-Vで快適な車中泊を堪能できると思います。
さすがは、海外で人気の高い新型CR-Vですね。
[ad#ji-1]
新型CR-VとCX-5の比較 エンジン、馬力と加速はどっちが好み?
では今度は、新型CR-VとCX-5のエンジン、馬力と加速を比較して詳しく見ていきましょう。
新型CR-Vのエンジンには、1500ccのガソリンターボエンジンと2000ccのハイブリッドエンジンがあります。
まずは、新型CR-Vのエンジン。

新型CR-Vの2000ccハイブリッドの馬力は、
■ エンジン
- 最高出力 107kW(145PS)/6200rpm
- 最大トルク 175N・m(17.8kgf・m)/4000rpm
■ 電動機(モーター)
- 最高出力 135kW(184PS)/5000~6000rpm
- 最大トルク 315N・m(32.1kgf・m)/0~2000rpm
また、新型CR-Vの1500ccガソリン車ターボの馬力は、
■ エンジン
- 最高出力 140kW(190PS)/5600rpm
- 最大トルク 240N・m(24.5kgf・m)/2000~5000rpm
続いて、CX-5のエンジンを見ていきます。

出典: マツダ CX-5公式サイトより
CX-5のエンジンには、2000ccと2500ccのガソリンエンジン、2200ccのディーゼルターボエンジンの3種類があります。
CX-5の2000ccガソリンエンジンの馬力は、
- 最高出力 115kW(156PS)/6000rpm
- 最大トルク 199N・m(20.3kgf・m)/4000rpm
CX-5の2500ccガソリンエンジンの馬力は、
- 最高出力 138~140kW(188~190PS)/6000rpm
- 最大トルク 250~252N・m(25.5~25.7kgf・m)/4000rpm
CX-5のディーゼルターボエンジンの馬力は、
- 最高出力 140kW(190PS)/4500rpm
- 最大トルク 450N・m(45.9kgf・m)/2000rpm
新型CR-VとCX-5のエンジン馬力を比較してみると、数字的には結構幅があることが分りました。
新型CR-Vの1500ccガソリンエンジンは、CX-5の2000ccガソリンエンジンよりも馬力があり、CX-5の2500ccガソリンエンジンと同じくらいの数字をたたき出しています。
たしかに、納得するところはあります。
以前、実際に試乗したときのフィーリングも同じで、CX-5の2000ccガソリンエンジンはまろやかに感じました。
CX-5の2500ccガソリンエンジンはまろやかですが、パワーを押さえつけて走っている感じのエンジン。
ただし、新型CR-Vの1500ccガソリンターボエンジンは、少しエンジン音が騒がしく感じます。
新型CR-Vの1500ccガソリンエンジンは排気量が小さいので、音に関してはある程度は仕方がないかなと思います。
しかし、ターボが付いているので気持ちよく上の方まで吹き上がり、パンチの効いた元気のいいエンジン。
なので、加速は新型CR-Vの1500ccガソリンエンジンのほうが、CX-5の2000ccガソリンエンジンよりもグイグイ進んで行くかもしれません。
ただ、忘れてはならないのが、CX-5の2200ccディーゼルターボエンジンの加速感。
これ、本当にすごい加速を感じますので。
※【参考記事】CX-5を試乗のときの加速感
2018年10月の地点では、まだ新型CR-Vの2000ccハイブリッド車が発売になっていないので、ハッキリしたことは言えませんが…
おそらく、CX-5の2200ccディーゼルターボエンジンの加速感にはかなわないのかなと思っています。
[ad#ji-1]
新型CR-VとCX-5を比較 安全性能はどっちが優れている?
最近、どのメーカーも力を入れているのが安全性能。
新型CR-VとCX-5も例外ではありません。
先日、ホンダにお邪魔した時に、営業マンも言ってましたから。
新型CR-Vには、「Honda SENSING(ホンダセンシング)」という安全性能があります。
- 衝突軽減ブレーキ(CMBS)

出典: ホンダ CR-V公式サイトより
前を走っている車や対向車、歩行者にぶつからないように支援してくれるシステムです。
- 誤発進抑制機能
運転者の不注意による急発進を未然に防ぎ、「危ない!」という注意を促してくれます。
- 後方誤発進抑制機能
バックするときに障害物を感知してくれ、急な発信を抑制してくれます。
- 歩行者事故低減ステアリング
歩いている人にぶつからないように支援してくれるシステムです。
- 路外逸脱抑制機能

出典: ホンダ CR-V公式サイトより
道路の車線を感知しはみ出して走行しないように支援してくれるシステムです。
- 渋滞追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)
前の車との車間距離を適切に保ちながら、走ってくれます。
- LKAS(車線維持支援システム)
左右両方の車線の位置を感知して走ってくれます。
- 先行車発進お知らせ機能
信号機などで停車していて、信号が青に変わったときなど、前の車が動き出したことを知らせてくれます。
- 標識認識機能
うっかり標識を見逃すことなく安全に運転できるように支援してくれます。
- オートハイビーム
夜間の運転時など、自動でロービームとハイビームの切り替えを行ってくれます。
また、衝突安全機能として、新型CR-Vのボディー骨格には、軽量でも強度のある素材をボディーの重要となる位置にセットしています。
やはり、車の基本は、強度のある骨格作りからですからね。
ボディー構造もしっかりとしている新型CR-Vです。
では、マツダCX-5の安全性能も詳しく見ていきましょう。
- アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)
夜間で使うヘッドライト(LED)の点灯や消灯の自動化で運転者をサポートします。
- ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)
自動でハイビームに切り替えていきます。
- 車線逸脱警報システム(LDWS)
車が車線を乗り越えそうになるとスピーカーから音声で伝えるシステム。
- ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)
隣の車線からの車を感知すると、ドアミラーのインジケーターが点灯して運転者に知らせてくれます。
- リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)
車をバックするときに運転者に知らせ完全確認をサポートします。
- ドライバー・アテンション・アラート(DAA)
運転者の運転データーを記憶し、いつもと違う運転状況になると休息を促してくれます。
- 交通標識認識システム(TSR)

出典: マツダ CX-5公式サイトより
ディスプレイに道路標識や制限速度を表示し、運転者に警告や安全運転を促します。
- 360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー(センター/コーナー)

出典: マツダ CX-5公式サイトより
車を上から見て周りの車や物を感知し、安全をサポートしてくれます。
- 自動ブレーキ
- AT誤発進抑制制御
自分の車の前や後ろのほうに障害物があるとき、急発進を制御してくれます。
- レーン・キープ・アシスト・システム(LAS)
運転している車線からはみ出しそうになるとアシストしてくれます。
- スマート・ブレーキ・サポート(SBS)
前の車と衝突の危険性があると判断すると音や表示で警告してくれます。
こうやって、新型CR-VとCX-5の安全性能を比較していくと、どちらのメーカーも安全性能に、いかに力を入れているのがよく分かると思います。
しかし、どちらかというと新型CR-Vのほうが、少し安全性能は高い気がしています。
私の試乗した素直な感想ですが。
[ad#ji-1]
新型CR-VとCX-5を比較 乗り心地はどう?
では次に、新型CR-VとCX-5の乗り心地を比較していきましょう。
正直言って乗り心地は、新型CR-VとCX-5ともに良いと思います。
どちらも車高が高いので見晴らしの良い運転ができます。
また、シートの質も良く、座ってみた感触もよいですね。
人によってはサスペンションがどうだとか言う人がいますが、普通の人が乗るには十分すぎる乗り心地だと思います。
まぁ、乗り心地で気になるところと言えば、エンジン音が聞こえる具合かな。
とは言っても、神経質な人でなければ気にならないとは思いますが。
新型CR-Vの1500ccガソリン車ターボは、アクセルを踏み込むと結構エンジン音がして加速していきます。
ボディサイズが大きい新型CR-Vなので、どうしても排気量が小さいとエンジンを回さないとスムーズな加速はできませんからね。
だからと言って、新型CR-Vの加速が悪いわけではないので安心してくださいね。

ホンダのステップワゴンのガソリン車ターボと同じ1500ccのエンジンですが、とても元気よく走っていきますから。
※ ステップワゴン1500ccエンジンについては、
こちらの記事で書いています。
ホントにミニバン?
1500ccなの??
そう思えるぐらい素晴らしい加速が魅力ですよ、ステップワゴンは。
そういう魅力的なエンジンを新型CR-Vにも投しているので、運転しているときの爽快感はたまりません。
また、CX-5も2200ccのディーゼルターボエンジンも、ディーゼル特有の音がしています。
私は自分の車で、ハイエースのディーゼルターボにも乗っていたので、ディーゼルの音はそこまで気にしませんが…
※【参考記事】CX-5の乗り心地
今までガソリン車しか乗ったことがない人がCX-5のディーゼル車に乗ると、気になるかもです。
とは言っても、今の新型CX-5は遮音性がとても優れているので不快な音には聞こえないと思います。
※ CX-5のディーゼルエンジンについては、
※【参考記事】CX-5の人気記事
エンジン音が静かなCX-5もよいですが、一度でもCX-5のディーゼル車に乗ると物足りなく感じるはずです。
ただ、CX-5の2200ccディーゼルターボ車は価格も高くなるので、慎重に検討してみたほうが得策でしょう。
[ad#ji-1]
新型CR-VとCX-5を比較 価格的にはどのくらいなの?
では今度は、新型CR-VとCX-5の価格を詳しく比較していきましょう。
まず、新型CR-Vの価格を調べてみると、
■ 新型CR-Vハイブリッド車
- ハイブリッド EX 3,784,320円(FF/5人乗り)
- ハイブリッド EX 4,000,320円(4WD/5人乗り)
- ハイブリッド EX マスターピース 4,145,040円(FF/5人乗り)
- ハイブリッド EX マスターピース 4,361,040円(4WD/5人乗り)
■ 新型CR-Vガソリン車ターボ
- EX 3,230,280円(FF/5人乗り)
- EX 3,446,280円(4WD/5人乗り)
- EX 3,421,440円(FF/7人乗り)
- EX 3,637,440円(4WD/7人乗り)
- EX マスターピース 3,591,000円(FF/5人乗り)
- EX マスターピース 3,807,000円(4WD/5人乗り)
- EX マスターピース 3,814,560円(FF/7人乗り)
- EX マスターピース 4,030,560円(4WD/7人乗り)
CX-5の価格を調べてみると、
■ CX-5ガソリン車(2WD)
- 20S 2,494,800円
- 20S プロアクティブ 2,689,200円
- 25S L パッケージ 2,986,200円
■ CX-5ガソリン車(4WD)
- 25S 2,721,600円
- 25S プロアクティブ 2,916,000円
- 25S L パッケージ 3,213,000円
■ CX-5ディーゼルターボ車(2WD)
- XD 2,808,000円
- XD プロアクティブ 3,002,400円
- XD L パッケージ 3,299,400円
■ CX-5ディーゼルターボ車(4WD)
- XD 3,034,800円
- XD プロアクティブ 3,229,200円
- XD L パッケージ 3,526,200円
新型CR-VとCX-5の価格を見ていくと、明らかに新型CR-Vのほうが価格は高いのが分かると思います。
たしかに新型CR-Vは、海外での評価も高く販売台数が多いかもしれません。
しかし、いかんせんこの状態を見ると価格が…
まぁ、それだけホンダは新型CR-Vの出来栄えに自信があるのでしょうが。
それに対してCX-5の価格は良心的にも見えます。
今の時代、価格は高くても質の高いものは売れるのでしょうが…
とはいえ、新型CR-Vの売れ行きは好調のようですから、品質に関しては確かなのでしょう。
私なら、最後に燃費をしっかりと比較してみたいですね。
[ad#ji-1]
新型CR-VとCX-5を比較 燃費が良いのは?
では、新型CR-VとCX-5の燃費はどのくらいなのかを詳しく比較していきましょう。
まずは、新型CR-Vから。
新型CR-Vのカタログ上の燃費は、
■ 2000ccハイブリッド車
- JC08モード 25.0~25.8km/L
- WLTCモード 20.2~21.2km/L
- 市街地モード 19.1~21.0km/L
- 郊外モード 21.6~22.1km/L
- 高速道路モード 19.8~20.7km/L
■ 1500ccガソリン車ターボ
- JC08モード 14.6~15.8km/L
次に、CX-5のカタログ上の燃費を見ていきましょう。
CX-5のカタログ上の燃費は、
■ 2000ccガソリン車
- JC08モード 16.0km/L
- WLTCモード 14.6km/L
- 市街地モード 11.9km/L
- 郊外モード 15.1km/L
- 高速道路モード 16.2km/L
■ 2500ccガソリン車
- JC08モード 14.2~14.8km/L
- WLTCモード 13.0~13.8km/L
- 市街地モード 10.2~10.8km/L
- 郊外モード 13.4~14.3km/L
- 高速道路モード 14.7~15.7km/L
■ 2200ccディーゼルターボ車
- JC08モード 18.0~19.0km/L
- WLTCモード 16.6~17.4km/L
- 市街地モード 13.6~13.9km/L
- 郊外モード 16.5~17.6km/L
- 高速道路モード 18.6~19.6km/L
新型CR-VとCX-5の燃費を比較して見ていくと、新型CR-V2000ccハイブリッド車の燃費の数値が高いのが目立ちますよね。
実際の実燃費に近いと言われるWLTCモードでも、20km/Lを超えて来ていますから。
ただ、ここで気を付けなければいけないのが新型CR-V2000ccハイブリッド車の価格です。
一番安い価格でも、車両本体価格だけで380万円ぐらいはしてきます。
一番高いグレード「ハイブリッド EX マスターピース」になると、車両本体価格が440万円程となりますので。
「ハイブリッド EX マスターピース」は5人乗り。
しかし、この価格帯だと、今のSUV市場で人気の高い3列目シート付きの「CX-8」も買えそうですね。
※ CX-8については、
こちらの記事でも詳しく書いています。
今回比較している同じ5人乗りのCX-5はというと、上級グレード「XD L パッケージ」で車両本体価格が350万円ぐらい。
新型CR-Vとの価格差は約90万円。
※【参考記事】CX-5の価格
燃費的に見ると、新型CR-V2000ccハイブリッド車が有利のような気がしますが…
CX-5の場合はディーゼル車を選択すると、ガソリン車と比較しても1L当たりの燃料価格は安くなり、結果的に燃料代が安く収まります。
価格と燃費を比較して、自分に合った車を選びましょう。
[ad#ji-1]
新型CR-VとCX-5を比較【まとめ】
ここまで、新型CR-VとCX-5をいろんな角度から比較してきました。
最後にまとめをしたいと思います。
- 新型CR-VとCX-5のサイズの比較については、新型CR-Vのほうが少し大きい。
- 新型CR-VとCX-5のエンジン・加速・馬力の比較については、新型CR-Vの2000ccハイブリッド車とCX-5の2200ccディーゼルターボ車はいい勝負になる。
- 新型CR-VとCX-5の安全性能の比較については、新型CR-Vのほうが少し進化している感じ。
- 新型CR-VとCX-5の価格の比較については、CX-5のほうが良心的な価格に感じる。
- 新型CR-VとCX-5の燃費の比較については、CX-5の2200ccディーゼルターボ車のほうが結果的に燃料代が安くなりそう。
これは、あくまでも私の意見です。
新型CR-VとCX-5の比較要素は上記に上げたもの以外にもたくさんありますが、ひとつの参考として読んでもらえると嬉しいですね。