マツダの中でいうと、デミオは人気の車。
特に今、デミオのクリーンディーゼルエンジンが人気を集めています。
新しい技術が次々盛り込まれているマツダのデミオ。
でも、デミオディーゼル車の不具合はないのでしょうか?
ディーゼル車になると、価格も上がってきますので、購入する前には慎重になりますから。
ということで、今回はデミオのクリーンディーゼル車の不具合について詳しく見ていきたいと思います。
目次
マツダデミオのクリーンディーゼル車の不具合について
マツダデミオのクリーンディーゼルエンジンがが発売されて数年が経ちました。
ほどんどのユーザーの人は快適に運転されているようです。
ただ、私の知り合いがデミオオーナーズクラブの会に出席してきたときに、次の2つの不具合の話を聞いたそうです。
- トラブルのほとんどがノッキングのよう
- エンジンが正常に動かなくなる
ノッキングが起こる原因は大きく2つあるようです。
デミオのノッキングが起こる原因1
クリーンディーゼルエンジンには、DPFという有害物質を除去するフィルターが付いていて、フィルターで有害物質を捉えて、排気ガスを浄化します。
時間が経つとこのDPF自体が汚れてきます。
その汚れを、エンジンを吹け上がらせて有害物質ごと内部で焼却するという仕組みです。
しかし、焼却されずノッキングが発生してエンジンが正常に動かなくなるいう不具合が報告されています。
デミオのノッキングが起こる原因2
もうひとつがカーボンの蓄積と言われています。
カーボンは軽油を燃焼させると煤がでます。これが蓄積されるとカーボンになります。
エンジン内部に少しずつ蓄積していき、エンジンの動きを悪くなります。
以上の2点の不具合が多く出ているようですね。
対策としては、長時間のアイドリングや短距離走行の繰り返しを避けるなどメーカーから対策が出ているようですが、オーナーの方はワコーズ社の「RECS」というカーボン除去を施工していて調子が良くなっている方が多いそうです。
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人気のデミオのディーゼル車っていいの?
4代目デミオから搭載され注目されるディーゼルエンジンは、低回転トルクが強く軽くアクセルを踏むだけでも力強く走り出す加速性能のよさがあります。
加速力は大きなメリット。

出典: マツダ公式サイトより (デミオ)
ディーゼルは軽油を使用するため、ガソリン車より燃費の良く、約25%のCO2の削減が可能です。
「クリーンディーゼル」とも呼ばれていて、ディーゼルは排出ガスのクリーン化や走行時の静粛性が向上しました。
使用する軽油の価格もガソリンより安いため維持費の面でも優れています。
ただ、ディーゼルエンジンはガソリン車に比べてデメリットもありますよ。
ひとつは音。
アイドリング時ディーゼル特有のカラカラとした雑音が聞こえます。
昔に比べ改善されてはいますが、まったく聞こえないという事はありませんから。
次にコストの問題。
ガソリン車と比べて約30~40万円程度販売価格が高くなっています。
マツダのデミオで比較するとガソリン車が135万円に対してディーゼルが178万円になるので40万円以上値段が高いです。
そして車両重量の増加。
頑丈なディーゼルエンジンを積んでいるため重量が重くなり、ガソリン車に比べてフロント部分が重く旋回性能が少しですが劣ります。
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そもそもマツダのデミオってどんな車なの?
デミオは、マツダが製造・発売しているコンパクトカー。
ロータリーエンジン開発などで技術力があったマツダでしたが、バブル景気下経営危機に陥っていました。
経営危機の脱出を目指し、広く実用的なコンパクトカーを開発、業務提携を行っていたアメリカの自動車会社フォードと共にデミオとして生産を開始しました。
初代はDW系というモデルで、コンパクトな車体にも関わらず広々とした車内空間があります。
その高い実用性からヒット車となり、厳しかった経営状態の改善に貢献しました。
※ デミオに関しては、
こちらでも詳しく書いていますので、参考に読んでみてください。
このデミオのヒットを受け、トヨタヴィッツ、ホンダフィットといった売れ筋コンパクトの開発が進み、日本の自動車販売台数の半分以上を占めるまでになりました。
さらなる進化を目指して、2代目デミオを開発。
DY系というモデルで初代の広く実用的なコンパクトカーとしてエンジン・プラットフォーム、ボディーサイズをやや大きく、内装もコンパクトカーとは思えないほどの質感で大ヒットとりました。
私の友人はこの2代目デミオを以前2台所有していました。
1台目は前期型のスポルトというグレードで、当時珍しかったシーケンシャルATがついていました。
2台目は後期型のカジュアルというグレードで、可変バルブタイミング、電子スロットル採用で街乗り約18km/L走り、燃費等が改善されていました。
13万km走行し、大変お世話になった車でした.
3代目はDE系というモデルで、他社がボディサイズの拡大で重量が増加していましたが、ボディサイズを縮小、2代目に比べてやや小型軽量化され、コンパクト・軽量化の先駆けとなりました。
軽量化による走行性能の向上、燃費の改善が見られましたが荷台スペースがやや狭く、DY系の方が使い勝手が良かったといわれる方もいたようです。
3代目ではミラーサイクルエンジンを搭載した車種も販売されました。
このエンジンは圧縮比を高め燃費、パワーの向上を狙ったエンジンで、後期型では13-SKYACTIVとして搭載されています。
現在発売されているデミオは4代目でDJ系といいます。
魂動テーマのデザインが採用されていてエクステリアやインテリア、メカニズムにいたるまで新しい技術が採用されています。
日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
ガソリン車以外にディーゼル車が販売され、ハイブリッド車を除く登録車では最高レベルとなる燃費30.0km/Lの優れた低燃費を実現しました。
※ マツダのディーゼルエンジン関係については、
こちらでも詳しく書いていますので、参考に読んでみてくださいね。
デミオディーゼル まとめ
現在のデミオはマツダの代表的な車。
競争が激しいコンパクトカーの中で、ディーゼルというチャレンジングな技術を搭載した素晴らしい車だと私は思います。
メリット、デメリットはあります。
しかし、私は今もし購入したいコンパクトで運転が楽しい車があるとすれば、デミオのディーゼル車をおすすめしたいですね。