トヨタC-HRとホンダヴェゼルの排気量/エンジンの味付けの違いって?
C-HRとホンダヴェゼルの排気量の違いって分かりますか?
ものすごい勢いで売れているトヨタのC-HR。
発売開始わずか1ヶ月で、販売台数が48,000台という驚異的な数字を叩き出しています。

出典:トヨタ公式サイトより (C-HR)
それを追いかける形となったホンダのヴェゼル。
ともに同じような形をしているSUV車のように見えますが、エンジンの排気量はちょっと違ってきます。

出典: ホンダ公式サイトより (ヴェゼル)
私がC-HRとヴェゼルを試乗した時でもその違いは感じました。
やはりメーカー独自の開発で、エンジンの味付けは違ってくるものなのですね。
ということで今回は、トヨタC-HRとホンダヴェゼルの排気量の違いでどう違うのかを詳しく見ていきたいと思います。
トヨタC-HRの排気量って?
トヨタのC-HRの排気量は2種類あります。
ハイブリッド車の「G」と「S」が1,797cc、ガソリン車の「G-T」と「G-T」が1,196ccです。
ハイブリッド車のほうは、あの世界のプリウスのエンジンを使っています。
ガソリン車のほうは排気量は1,196ccですが、ターボ車なので強く走って行きます。

出典:トヨタ公式サイトより (C-HR)
エンジンの種類は、むずかしい呼び方になりますがハイブリッド車の「G」と「S」が直列4気筒DOHC、ガソリン車の「G-T」と「G-T」が直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ。
エンジンの型式はハイブリッド車の「G」と「S」が2ZR-FXE、ガソリン車の「G-T」と「G-T」が8NR-FTSとなっています。
私が試乗したC-HRはハイブリッド車だったので、ハイブリッド車とガソリン車とではどちらが力強い走りなのかは分かりません。
でもC-HRの最高出力を見ていくとハイブリッド車が72kw(98ps)、ガソリン車が85kw(116ps)ということでガソリン車のほうがパワーがありそうです。

出典:トヨタ公式サイトより (C-HR 1.2Lターボエンジン)
※ C-HRに関しては、
- トヨタC-HRのターゲット層とは?世代や年齢が気になる!
- なぜトヨタC-HRのグレード「G」が人気が高いのか?
- C-HRのシートアレンジ!車中泊はできるのか?
- C-HRの1.8LハイブリッドVS1.2Lターボ/どっちが好み?
こちらで詳しく書いていますので、参考に読んでみてください。
ちなみにC-HRのガソリンタンクの容量はハイブリッド車が43L、ガソリン車が50Lということでガソリン車のほうが容量が大きいことが分かりました。
とすると、やはりガソリン車のほうが走るのにパワーもガソリンも使うので、ガソリンタンクの容量も大きくしていると考えられますね。
カタログ数値のJC08モードでも燃費の違いは明らか。
ハイブリッド車のカタログ燃費30.2km/Lに対して、ガソリン車のカタログ燃費は15.4km/Lですからね。
そしてハイブリッド車は2WDのみの設定、ガソリン車は4WDのみの設定なので結構乗り方が制限されます。
私の場合は雪が降らないところなので、ほとんど4WDを使うことはないのでハイブリッド車で大丈夫ですが^^
2016年12月のC-HRの販売台数の内訳はハイブリッド車が37,000台でガソリン車が11000台だったとか。
燃費を見ると圧倒的に不利だと思えたガソリン車が結構売れています。
4WDの人気の高さを感じました。
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ホンダヴェゼルの排気量って?
では、ホンダのヴェゼルの排気量はどうなっているのでしょうか?
ホンダのヴェゼルにもハイブリッド車とガソリン車はありますが、排気量はどちらとも1,496ccでした。

出典: ホンダ公式サイトより (ヴェゼル)
エンジンの種類は、水冷直列4気筒横置。
エンジンの型式はハイブリッド車がLEB、ガソリン車がL15Bとなっています。
ホンダのヴェゼルも試乗したのはハイブリッド車だったので、ハイブリッド車とガソリン車とではどちらが力強い走りなのかは分かりません。
C-HRと同じように最高出力を見ていくとハイブリッド車が97kw(132ps)、ガソリン車が96kw(131ps)ということが分かりました。
※ ヴェゼルに関しては、
こちらでも詳しく書いています。
C-HRとホンダヴェゼルの排気量の違いって?
あれっ?
ちょっと待ってください?
ホンダのヴェゼルではハイブリッド車のほうがパワーがあるじゃないですか。

出典: ホンダ公式サイトより (ヴェゼル)
トヨタのC-HRでは圧倒的にガソリン車のほうがパワーがあったのに…
だいたいガソリン車のほうがパワーがあるはずなのに。
ま、ハイブリッド車のほうがパワーがあると言っても、ほんの少しの差なんですがね(笑)
ヴェゼルは1,500ccのエンジンなので、わりと燃費が良い車のように感じています。
ではそのヴェゼルの燃費を見てみましょう。
ヴェゼルの燃費を調べると、カタログ燃費のJC08モードでハイブリッド車のFFが23.4~27.0km/L、ハイブリッド車の4WDが21.6~23.2km/Lというのが分かりました。
またガソリン車のFFでは19.8~20.6km/L、ガソリン車の4WDでは19.0km/Lとなっていました。
ホンダのヴェゼルのハイブリッド車はトヨタのC-HRに比べると燃費は悪く、ガソリン車ではC-HRよりも燃費は良くなっています。
ハイブリッド車同士の排気量ではC-HRが1,797ccで、ヴェゼルは1,496cc。
排気量ではヴェゼルのほうがコンパクトにできているはずですが…
ハイブリッド車の比較では、トヨタのC-HRは燃費の良いプリウスのエンジンを使っているので勝てないのでしょうかね。
逆にガソリン車での比較になるとヴェゼルのほうが燃費は良いみたいです。
トヨタのC-HRは走り重視、ホンダのヴェゼルは乗り心地、燃費重視で作られているのでしょうか?
ホンダのヴェゼルのほうがハイブリッド車でも4WDを選択できるので、購入者にとってはうれしいことかもしれませんね。
でも、トヨタのC-HRがバカ売れして売れ行きが良いのも事実です。