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トールとソリオ/シエンタ/フリードの比較をしてみた!
11月9日にダイハツから発売された「トール」は、見た目も中身もスズキのソリオによく似ています。
「トール」はソリオをライバル車として考えているようですね。

出典:ダイハツ公式サイトより (トール)
でも、ソリオの先には、3列目シートを兼ね揃えたシエンタやフリードもライバル車として見ているとのこと。
ダイハツの営業マンが目を輝かせながら言ってました。
トヨタで試乗した時にはトヨタの営業マンはシエンタとフリードのことは口にしなかった。
ですが、メーカーによって戦略が少し違うのですかね。
私も以前からソリオやシエンタ、フリードの記事を多く書いています。
しかし、その比較対象車に「トール」も付け加えてもいいんじゃないか?
そう考えていたのです。
トールとソリオ/シエンタ/フリードは比較対象になるのか?
先日、読者の方から、「シエンタとフリードの比較にソリオを入れるのはちょっと違うんじゃないか?」というクレームも頂きました。

出典: スズキ公式サイトより (ソリオ)
※ その記事の様子は、
※ また、トール/タンク/ルーミー/ジャスティについては、
- ルーミーのボディカラー茶色が気になる!
- ルーミーのグレード「X」でも満足できるのか?
- ルーミー(トヨタ)と軽自動車(n-box)を比較してみました!
- ルーミー/タンク/トール/ジャスティは車中泊できるのか?
- ルーミー/タンク(トヨタ)のスライドドアの使い勝手は?
- ルーミーとタンクの違いってどこで分かるの?
- タンク/ルーミー/トール/ジャスティ試乗して来ました!
こちらで詳しく書いていますので、一度読んでみてください。
読む人によってとらえ方はいろいろありますが…
ソリオも十分シエンタとフリードとの比較対象になる車だと私は思っています。
有名雑誌でも、ソリオとシエンタ/フリードの比較の記事は、たくさん取り上げられていますので。
そう考えると…
ソリオがシエンタとフリードの比較対象の車なら
「トール」もソリオをライバル車と見ているので、比較する価値がある車だと思ったのです。
ダイハツでは「トール」と言う名前で発売されていますが、
トヨタでは「タンク/ルーミー」、またスバルでは「ジャスティ」と言う名前で3社で同時販売されているOEM供給の車です。
正直、外見も中身も一緒の車になっているので…
3つのメーカーのうちどこで買っても同じだと思います。
このうち、トヨタに関してはシエンタは身内の車なので…
できれば競争は避けたいと考えているのではないか?
私はそう思っています。
シエンタは、黙っていても売れていく車。
シエンタの納期も売れ行きが良いので、3~4ヶ月待つのは普通です。
身内の看板の車にあえて、ライバル視することはないですからね。
まぁ、トヨタとしては設計から開発など
ほとんどダイハツに任せているので、その辺りのこともあるのでしょうね。
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トールとソリオ/シエンタ/フリードの比較/ダイハツはその先を見据えているのか?
いっぽうのダイハツはどうでしょう?
軽自動車を主に扱っているダイハツとしては、
同じ軽自動車を扱うスズキにライバル心を燃やすのは当然と言えば当然ですよね。
しかもソリオは、コンパクトカーの中では人気の車。
なので、この市場のなかに入っていくことは販売台数を伸ばせるチャンスだと思います。
そしてうまく行けば、ミニバンの位置付けにある
シエンタとフリードを買えなかったユーザーに向けてのアピールもできるでしょう。
実際に私の妻も、最初はシエンタを見に行き…
「3列目が狭く形が好きになれない」
そう考えて、シエンタを諦めました。
その時のシエンタは現行型の新型シエンタではなく、
旧型の丸っこいシエンタでしたが。
次にフリードも見に行きました。
3列目はシエンタに比べて広かったですが…
フリードは値引きが少なく、価格も高かったので諦めました。
また、フィット、ヴィッツ、デミオなども見ましたが…
車高の低い車は乗りにくいといって諦めています。
で、結局落ち着いたのが「ソリオ」というわけです。
※ソリオについては、
- フリードVSシエンタVSソリオの比較【乗り心地と馬力】
- フリードVSシエンタVSソリオの比較【燃費と室内の広さ】
- 新型ソリオの車中泊は可能なのか?【徹底分析】
- ソリオって何人乗り?
- ぶっちゃけスズキソリオの評判はいいのか?
こちらで詳しく書いています。
まぁ、私から見ると女性って結構わがままなんですよね(笑)
わがままが悪いと言うわけではなくて、女性は好き嫌いがはっきりしているというか…
妻の性格的なこともありますが…
ダイハツの車は軽自動車が多いので、自然にお客さんは女性が多いと思うんです。
女性の人に、どうやったら「トール」を受け入れてもらえるのかが最大のセールスポイント。
ソリオには私も試乗しているので、ソリオの内装のこともよく分かっていますが…
ダイハツの「トール」も、実に女性目線でよく作られている車なんだと感じました。
ソリオでは運転席と助手席の間は後ろの2列目に行けるようにとウォークスルーになっているので、この間は広いですよ。
いっぽうの「トール」は小物置きのスペースとなっています。

出典:ダイハツ公式サイトより (トール)
間のスペースには薄い平面の台座が作られているのでポーチやバッグを置くのにかなり重宝しますよ。
たぶん、台座はポーチやバッグを置いて走っていて、ブレーキをかけても前にずれ落ちないのではないかと思います。
妻の乗っているソリオはウォークスルーになっているので、ブレーキを掛けると…
ポーチやバッグがよくずれ落ちてきてますから。
この台座は女性目線で作られていますね。
ウォークスルーできる機能も便利ですが…
私の妻の日常的な使い方を見ていると100%小物置きスペースとなっていますので(笑)
女性目線で考えると、絶対このスペースは小物置きだと思います!
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トールとソリオ/シエンタ/フリードの比較/女性目線で作られているのは…
あと、自転車はソリオよりも「トール」ほうが簡単に荷室に積み込むことができると思います。

出典:ダイハツ公式サイトより (トール)
ソリオでも自転車は乗せられますが…
「自転車の前輪を持ち上げるのに高さがあって、積みにくい!」
そう、妻は言っていました。
男性なら力で積めるのですが、どうしても女性が積むとなると…
でも、「トール」ならソリオよりも10cm以上低くて、簡単に積み込むことができそうです。
この辺りも女性目線で見て作られていますね。
自転車なら、シエンタやフリードのほうが格段に室内も広いので積みやすいと思いますが…
私の妻は、ソリオを乗る前は「ノア」に乗っていました。
だから、買い替える時は
「3列目のシートがある車がいい!」という思いがあったのです。
最初は少し小さめのミニバンでシエンタとフリードの購入を考えていたのですが…
結局は5人乗りの2列目のシートまでのソリオになりました。
どうしてだと思います?
「超現実的に考えると、3列目のシートは年に何回かしか使わないのでもったいない!」という結論になりました。
いとこや親せきが来た時に大人数でどこかに行くこともありますが…
それはホントにたまにあるかないかのこと。
それをまた細かく分けてみて超現実的な生活に当てはめてみると…
要らないとなったわけです。
私の家族は、妻と2人の子供の4人家族です。
5年ほど前までは、11年間妻が「ノア」に乗っていました。
「ノア」は普段は妻の通勤、週末は家族で遊びにも使いましたが…
3列目まで使うことはほとんど無かったと記憶しています。
その時私が乗っていたのは、ハイエース。
もともと、オフロードバイクを積むためにハイエースを購入していたので…
家族でどこかへ遠出して、車中泊となると使うのはハイエースばかり。
「ノア」は3列目を跳ね上げると広い荷室スペースはできます。
しかし、車中泊となると…
そのままでは無理です。
しかも家族4人寝るとなると…
もし、車中泊も考えている人なら絶対ハイエースがおすすめですよ!
たくさんの荷物を積んだり車中泊するなら…
中途半端な大きさのシエンタやフリードを選ぶより、迷わずにハイエースでしょう。

出典: トヨタ公式サイトより (ハイエース)
※ ハイエースについては、
こちらでも詳しく説明しています。
ちょっと話はそれましたが…
ここではシエンタやフリードを選択しなくても全然大丈夫だと思います。
家族4人いても、2人でアウトドアなどでの車中泊を考えているのなら、
「フリードプラス」のほうが使い勝手がいいと思いますよ。

出典: ホンダ公式サイトより (フリード)
※ フリードについては、
こちらで詳しく書いています。
シエンタの場合は3列目はありますが…
やっと人が座れる程度の広さしかないので3列目を最初から当てにはしないほうがよいかと思います。
燃費が良いのはシエンタだと思います。
しかし、シエンタは馬力がないのでそこが不満に感じる人が多いようです。

出典: トヨタ公式サイトより (シエンタ)
※ シエンタについては、
こちらで詳しく書いています。
まとめ
そして、やはりシエンタとフリードは価格が高いです。
なので金銭面であきらめる人も多いと思います。
実際に私の妻も、
金銭的に高くて諦めたのも理由のひとつですから。
じゃー、どうすれば?
そう考えていたところに「ソリオ」が急浮上してきたのです。
試乗してみて、コンパクトな車なのに室内は広くて運転しやすい。
私、これがいい!
となったわけです。
で、今回発売されたダイハツの「トール」はそのソリオを意識して作った車。
ですから、とても使い勝手はよいと思います。
「トール」は女性の視点に立って
細かいところまで計算されて作られていますので、ソリオよりももっと使いやすくなっています。

出典:ダイハツ公式サイトより (トール)
「トール」の排気量は1000cc。
ノンターボでは少し力不足を感じて、エンジン音もうるさく感じるかもしれません。
しかし、一度乗ってみたいと思わせる車です。
「トール」の燃費に関してはターボ車になると少し悪くなります。
でも、外観と内観はソリオよりも良くできていると思いました。
現在家族4人なら、「トール」で十分です。
3列目シートの車は要らないと思いますよ。