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シエンタのハイブリッドとガソリンの価格差には開きがある
シエンタが新型にフルモデルチェンジしてからもう1年以上過ぎています。

出典: トヨタ公式サイトより
最近では9月にホンダからフリードの新型が発売されて、シエンタとフリードの熱いバトルが展開されています。
私もシエンタとフリード両方の試乗をして、両方の見積もりも出してもらいました。
トヨタ、ホンダの両方の営業マンにはお互いのライバル車への対抗心がとても強いことが商談の中でひしひしと伝わってきます。
※ フリードに関しては、
こちらで詳しく書いています。
でも、シエンタとフリードには価格差があって、正直価格が安いのはシエンタのほう。
この価格差は最初から付いていますからどうしょうもありません。
結局、ホンダのフリードは性能は良いけど価格差でシエンタに負けてしまうのでしょうね。
そのシエンタですが、ハイブリッドとガソリンがあり、価格差もだいぶ開きがあります。
今回はハイブリッドとガソリンの価格差に注目して詳しく見ていきたいと思います。
シエンタのハイブリッドとガソリンの価格差は30万円以上
シエンタのハイブリッドの車体価格は7人乗りの2WD グレードはGで2,329,855円となっています。
一方のガソリンの車体価格は7人乗りの2WD グレードはGで1,980,327円です。
ハイブリッド、ガソリンともにグレードは比較しやすいように「G」にしています。
ちなみにシエンタには6人乗りと7人乗りの設定がありますが、需要があるのは圧倒的に7人乗りだとか。
シエンタの6人乗りの場合には、2列目のシートの真ん中にプラスティックの小物入れがあって仕切られています。
ライバル車のフリードだと、2列目のシートはウォークスルーを選択するかで2人乗りか3人乗りかが分かれるのですが、シエンタの場合にはそれができなくなっています。
それだったら7人乗りのほうが1人多めに乗れるのでと7人乗りを選択するのだそうです。
あと、単純に価格差を見るとハイブリッドのほうが349,528円高くなっています。
最近のハイブリッドはどこのメーカーも30万円以上の価格差がありますから、シエンタも同じくらいですね。
※ シエンタについては、
- 新型シエンタで車中泊は可能なのか?
- トヨタシエンタにかかる税金ってどのくらいなの?
- 1500ccクラスのミニバン 安い車はどれなのか?
- シエンタの3列目の足元は本当に狭いのか?
- シエンタの寸法 新型と旧型の違いとは
- シエンタって何人乗りの車?乗り心地はどう?
こちらでも詳しく書いていますので、是非参考にしてみてください。
シエンタのハイブリッドとガソリンの実燃費
では、シエンタが爆発的に売れている最大の理由、燃費について見てみましょう。
燃費はカタログ上ではハイブリッド27.2km/L、ガソリン20.2km/Lとなっています。
しかし、重要なのは実際の燃費はどうなのかということ。
実燃費ではハイブリッドが22~23km/L、ガソリンが17~18km/Lぐらいかと。
実燃費は使い方で全く数値が違ってきますが、大体の平均はこのくらいかと。
カタログ上では燃費の差は7km/Lありましたが、実燃費は5km/Lぐらいですね。
たとえば、シエンタの1ヶ月間の走行距離を1,000kmとします。
1年間で12,000km走行したとして、10年間乗ったとします。
10年間で120,000kmですよね。
そして、ガソリンの価格を120円だと設定して計算してみます。
シエンタ ハイブリッド車の燃料代
ハイブリッド車の場合の実燃費は23km/Lだとしましょう。
1,000(km) ÷ 23(km/L) = 43.5(L)
1ヶ月間でガソリンを43.5L使うことになります。
ガソリンの価格が120円ですので、43.5(L) × 120(円) = 5,220(円)
ハイブリッドでの1ヶ月間の燃料代は5,220円となります。
これを1年間に換算すると、5,220(円) × 12ヶ月 = 62,640(円)
1年間の燃料代は62,640円となりました。
そしてシエンタを10年間乗りますので、62,640(円) × 10(年) = 626,400(円)
シエンタのハイブリッド車では10年間で626,400円の燃料代を使うことになります。
シエンタ ガソリン車の燃料代
続いて、ガソリン車の場合です。
実燃費は18km/Lだとしましょう。
1,000(km) ÷ 18(km/L) = 55.6(L)
1ヶ月間でガソリンを55.6L使うことになります。
ガソリンの価格が120円ですので、55.6(L) × 120(円) = 6,672(円)
ハイブリッドでの1ヶ月間の燃料代は6,672円となります。
これを1年間に換算すると、6,672(円) × 12ヶ月 = 80,064(円)
シエンタのハイブリッドを乗ったときの1年間の燃料代は80,064円となりました。
そしてシエンタを10年間乗りますので、80,064(円) × 10(年) =800,640(円)
シエンタのガソリン車では10年間で800,640円の燃料代を使うことになります。
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シエンタのハイブリッドとガソリンの価格差 経済的なのはどっち?
こうやってシエンタのハイブリッドとガソリンの燃料代を比較してみると、ハイブリッドのほうが1ヶ月間で1,452円安くなります。
(6,672円 - 5,220円 = 1,452円)
また1年間での燃料代はハイブリッドのほうが17,424円安くなります。
(80,064円 - 62,640円 = 17,424円)
そして10年間の燃料代はハイブリッドのほうが174,240円安くなります。
(80,0640円 - 62,6400円 = 17,4240円)
10年間で燃料代の差が17,4240円生まれてきますが、最初のハイブリッド車とガソリン車の価格差の300,000円には全く追い付いていません。
ハイブリッドのほうが燃費が良く経済的に見て家計に優しそうに見えますが、実際はガソリン車のほうが経済的だということです。
でも、環境的にはハイブリッドのほうがよいのでしょうが…
シエンタのハイブリッドとガソリンの価格差 おすすめはどっちなのか?
実際にシエンタのハイブリッド車とガソリン車だと若干ガソリン車のほうが売れ行きがよさそうです。
営業マンに納期・納車期間を聞いてみても、ハイブリッド車だと4ヶ月近く、ガソリン車だと3ヶ月ぐらいと言ってましたので。
あと、ハイブリッドと言っても近い距離ばかり走る人には燃費は良くないようです。
片道5キロぐらいの距離の往復だと燃費はあまり良くないと思っていた方がいいでしょうね。
そしてハイブリッドと言えども消耗品は換えたりしますので10年ぐらい乗っていると結構な部品交換も出てくるかもしれませんね。
そう考えると、価格差も含めてシエンタはガソリン車のほうがおすすめできると思います。