フリード

新型フリードの大きさは本当にちょうどいいのか?

新型フリードの大きさは微妙な感じに見える?

ちょうどいい」が宣伝文句のホンダの新型フリード。

一応、ミニバンのクラスには入っていますが、大きさはミニバンクラスでは若干微妙な感じに見える新型フリードです。

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出典: ホンダ公式サイトより

 

昨日の記事でも説明した通り、新型のフリードでは6人乗りと7人乗りとが選択できます。

 

実際に新型フリードでは室内の寸法が旧型フリードよりも広くなっているようなのですが、外観からはほとんど分かりません。

大きさ自体も長くなっているのか短くなっているのかの区別が、なかなか見分けが付かないですね。

そこで今回、新型フリードの大きさについて詳しく調べてみることにしました。

 

新型フリードに関しては、

こちらでも詳しく書いていますので、参考にどうぞ。

新型フリードの大きさ 旧型フリードはどうなのか?

まずは、旧型フリードの大きさについて調べてみました。

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出典: ホンダ公式サイトより

 

外観の大きさは、全幅1695mm、全高1715mm、全長4215mmでした。

では次に、室内の寸法を見ていきましょう。

旧型のフリードの室内の長さは2625mm

そして室内の高さは1265mm

もっと詳しく見ていくと、1列目シートの座面の長さは490mm、2列目は485mm、3列目は445mmとなっていました。

そして座面の横幅は1列目が510mm、2列目が555mm(1440mm)、3列目が525mmでした。

また軸距(ホイールベース)は2740mmでした。

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出典: ホンダ公式サイトより

 

軸距(ホイールベース)は最小回転半径と関係してきますので、意外に重要なところですよ。

この場所については、新型フリードとの比較をしますので、またあとで説明したいと思います。

大体、旧型フリードの大きさは分かってもらえたと思います。

新型フリードの大きさ 見た目は変わらない?

では新型フリードの大きさを見ていきましょう。

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出典: ホンダ公式サイトより

 

新型フリードの外観の大きさは、全幅1695mm、全高1710mm、全長4265mm

室内の寸法は3045mmとなっていました。

そして室内の高さは1275mm

また、1列目シートの座面の長さは490mm、2列目は495mm、3列目は435mmとなっていました。

そして座面の横幅は1列目が495mm、2列目が535mm(1455mm)、3列目が615mmでした。

また軸距は2740mmでした。

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出典: ホンダ公式サイトより

 

改めて旧型と新型を比較してみると、外観の全幅は旧型フリードと変わりませんが、全高は新型フリードのほうが5mm低くなっていますね。

まぁ、5mm程の大きさの違いでは、見た目はほとんど変わりませんが…。

 

少しでも車高が低いほうが空気抵抗が少なく、車の安定性もあるということなのでしょうか?

いっぽう、全長を比較してみると50mm新型フリードのほうが長くなっていました。

なるほど、ここがホンダが旧型のフリードとの差を付けている場所なんですね。

でも肝心なのは、室内の大きさがどのくらい広くなっているかということ。

新型フリードの大きさ 室内は広い!

新型フリードの室内の寸法はというと、3045mm。

室内の高さも10mmですが高くなっています。

 

あれ?

先程、外観で車高が旧型より5mm低いと書きましたよね。

 

でも、室内の高さが10mm旧型より高くなっている。

しっかり図を見ると最低地上高が旧型は150mm、新型が135mmとなっていました。

ということは、新型フリードはより低重心化になったということなのか?

 

今回の新型フリードは大幅な燃費の改善もはたしてしているので、低燃費にも低重心化は貢献しているのではないでしょうか?

そして新型フリードでは、旧型に比べて420mm室内が長くなっています。

全長を50mm長くしただけなのに、室内の寸法は420mmも広くなっているとは…

 

ちょっと驚きです。

やはりホンダは、室内の大きさにこだわりを持って開発したようですね。

新型フリードの大きさ シートの座面と足元の広さは?

ただ、少し気になった場所が…

それはシートの各座面の大きさが旧型よりも小さくなっている点です。

 

私は旧型と新型の両方のフリードに座ってみたことがありますが、新型になったからといって座ったときに狭く感じたりはしませんでした。

まぁ、10mmぐらいでは狭さは感じないかもですね。

 

「発売前には室内がかなり広くなってますから!」と、ホンダの営業マンから言われていたので、2列目、3列目のシートの足元が広くなっているとばかり思っていました。

だから新型フリードの内覧会の時に実際に座ってみて、ちょっとガッカリしたんです。

 

特に3列目。

もっと3列目シートの足元が広くなると、新型フリードの売れ行きがグンとよくなると思うのですが。

かといって、同じぐらいの大きさのミニバン「シエンタ」よりは3列目の足元は全然広いのですが…

新型シエンタについては、

こちらで詳しく書いています。

 

前評判のわりには足元の広さは変わっていなかったので、少しそこがマイナス点かな。

私が思うに、フロントガラス部分が広くなっているので全体的に室内が広く感じているんじゃないかと。
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新型フリードの大きさは最小回転半径と関係がある?

あと、最初の方で出てきた「軸距」のこと。

この軸距(ホイールベース)の数字は最小回転半径と深い関係があります。

この値が小さいと、ハンドルを切って回転するときの距離が短くなります。

 

旧型でも新型でもこの数値は2740mmでした。

ライバル車の新型シエンタを調べてみると2750mmでした。

新型シエンタのほうが10mm長いですね。

 

でも、新型シエンタの最小回転半径は5.2mとなっていました。

じゃ、新型フリードのほうが最小回転半径が短いのかと思いきや…

シエンタと同じの5.2mでした。

 

たかが10mmぐらいで。

と思うかもしれませんが、実際に車を回転させてみると新型シエンタと新型フリードではだいぶ回る距離が違ってくるのではないかと私は思っています。

 

新型のフリードはシエンタに比べて、全体的に丸っこい感じがしませんか?

特にフロントバンパー辺りが角ばってなくて、スッとシャープに丸くなっている感じに見えませんか?

 

角があり大きいバンパーは存在感があってカッコ良さように見えますが、新型のフリードはシャープなのであまり目立ちませんよね。

この辺りはホンダの狙いのようです。

ハンドルを切ったときに両端のバンパーが角ばっていないので、障害物に当たりにくいのだとか。

 

特に狭い道では重宝しそうな感じです。

大きさも程々のものがいいですね。

そう考えると、小回りの良さも新型フリードのウリです。

新型フリードの大きさはちょうどいい!

いかがだったでしょうか?

新型フリードの大きさについて書いてきました。

コンパクトそうに見えるけど中は広い。

これこそが、ホンダが掲げる「ちょうどいい」の新型フリードなのでしょう。