ミニバンの車種はたくさんあります。
そのミニバンの中でも排気量が1500cc以下のクラスに限定すると、該当するのは4車種しかありません。
トヨタのシエンタ、ホンダのフリードとステップワゴン、そして2018年3月に発売されたセレナe-POWER。
では、1500㏄のミニバンの中で、一番安い車はどれでしょうか?
目次
1500cc以下のミニバン ステップワゴンとセレナは小さなエンジンでも大丈夫なの?
その前に「ステップワゴンとセレナって、2000㏄じゃないの?」と思われている人もいるかもしれませんね。
新型のステップワゴンは排気量のサイズダウンをして現行型は1500㏄のエンジンを使っています。

2017年の秋、ステップワゴンにもスパーダのグレードに限り、排気量2000ccのハイブリッド車を発売しています。
しかし、ガソリン車の場合は、現在も排気量1500ccのエンジンを使っているのが現状です。
また、セレナも同じくダウンサイズして、ハイブリッド車e-POWERの1200ccのエンジンに変わりました。

セレナe-POWERもステップワゴンと同じように、ガソリン車では排気量2000ccのエンジンも発売中です。
セレナの場合には、2016年に1200ccのコンパクトカー「ノートe-POWER」がセレナe-POWERより一足先に発売となり、燃費もよく現在も良い売れ行きの状態。
なので、今度はセレナにとe-POWERを投入してきています。
でも、ステップワゴンのあのボディに1500㏄、セレナに1200ccのエンジン???
安心してください。
ステップワゴンは1500㏄でも、ターボエンジンを使っていますので馬力は十分にあります。
加速はミニバンシリーズでは、ずば抜けて速いと思いますよ!
また、セレナe-POWERの場合にも、基本的には電気を発電するためだけにガソリンを使っているので、乗り心地は電気自動車の感じです。
セレナe-POWERに試乗してみると分かると思いますが、加速は電気自動車に乗っている感じに近いと思います。
燃費に関しても、7人乗りのミニバンクラスでは優秀ですので!
すごいミニバンが出てきたな!という感じです^^
少し前までは排気量の大きいミニバンが主流でしたが、今は徐々に排気量をダウンサイズさせていく傾向にあります。
トヨタのヴォクシー、ノア、エスクァイアなんかもそうですよね。
1800㏄にサイズダウンしてハイブリッド車となっていますから。
ただ、発売されて結構な年月が経ってきているので、ヴォクシー、ノア、エスクァイアの排気量の変化も期待したいところではありますが。
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1500ccクラスのミニバンの記事はこちらから!
シエンタやフリード、ステップワゴンやセレナに関する情報は、私のサイトでは度々記事に取り上げています。
それぞれの車種ごとの詳しい内容は下記の記事を参考にしてください。
■ シエンタ
- フリード、シエンタ、ソリオの比較
- シエンタは何人乗りまで大丈夫なのか?
■ フリード
- 新型フリードの大きさはどうなの?
■ ステップワゴン
- ステップワゴンのシートアレンジ
■ セレナe-POWER
- セレナe-POWERを試乗した感想とは?
■ ミニバン
1500ccクラスのミニバン 安いのは?
さてここから本題。
ここでは3車種の比較をしながら1500㏄クラスのミニバンの安い車を見ていきます。
1500ccクラスのミニバン シエンタ
まずはシエンタから。

出典: トヨタ公式サイトより X(Vパッケージ)
シエンタの新車価格はガソリン車は1,689,709円(税込)から。
ハイブリッド車は2,226,763円(税込)。
ただしトヨタの営業マンが言うには「ガソリン車の一番下のクラスはやめておいた方がいいですよ」と。
X(Vパッケージ)がそれに当たるのかな。
付いているのは、最低限の装備のみとか。
車内の様子はこんな感じになります。


出典: トヨタ公式サイトより
X(Vパッケージ)にはパワースライドドアが付いていないようです。
※ パワースライドドアについては「シエンタの意外な欠点!スライドドアの故障があるって?」に詳しく書いていますので、参考にどうぞ。
X(Vパッケージ)はそのひとつ上のX(7人乗り)よりも燃費が良いみたいですね。
X(Vパッケージ)で20.6km/L、X(7人乗り)で20.2km/Lとなっています。
もしかするとスライドドアが電動式ではないのでモーターが付いていないだけ車体重量も軽くなり、結果的に燃費の向上になっているのかもしれませんね。
だとすると、パワースライドドアは元から要らないって人には、良い車種なのかも。
実燃費に関してはガソリン車でも18km/Lは行くと営業マンは言っていましたので、もう少し伸びるかもしれませんね。
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1500ccクラスのミニバン フリード
では続いて、フリード。

出典: ホンダ公式サイトより (グレード G)
一番低いグレードはG(6人乗り)となります。
ガソリン車の新車価格1,746,000円(税込)。
ハイブリッド車は2,210,000円(税込)。
燃費はJC08モードで16.6km/Lです。
実燃費は12km/Lぐらいとホンダの営業マンが言っていましたので、シエンタと比べるとかなり悪くなります。
車内はこんな感じです。


出典: ホンダ公式サイトより
フリードの場合にもパワースライドドアは付いていません。
ただシエンタと比べると3列目のシートには余裕があります。
現在の新型フリードはこんな感じ。

出典: ホンダ公式サイトより
室内もこんな感じに変わっています。


出典: ホンダ公式サイトより
外観は全体的に丸っこくなりましたが、内装やエンジンなどは結構いい感じだと思います。
特に、燃費に関しては、カタログ数値でハイブリッド車27.2km/L、ガソリン車19.0km/Lと旧型のフリードと比較してかなり良くなっています。
ただ、価格は残念なことに上がっていますが…。
一番低いグレードの「フリード B」で1,880,000円(税込)
15万円ほどの上昇。
また、ハイブリッド車では、一番低いグレードの「フリード ハイブロッド B」で2,256,000円(税込)
5万円ほど上がっています。
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1500ccクラスのミニバン ステップワゴン
そして最後はステップワゴン。

出典: ホンダ公式サイトより (グレード B)
一番低いグレードはBとなります。
新車価格は2,288,000円(税込)。
ステップワゴンにはハイブリッド車はありません。
その代わりとして、サイズダウンして1500ccのエンジンにしています。
燃費はJC08モードで17.0km/Lです。
実燃費は13~14km/Lぐらいかと。
車内はこんな感じになります。


出典: ホンダ公式サイトより
ステップワゴンもパワースライドドアは付いていません。
もちろん「わくわくゲート」も付いてはいません。
(追加情報)
ちなみに、ステップワゴン スパーダ ハイブリッドはこんな感じ。

出典: ホンダ公式サイトより
車内はこんな感じ。


出典: ホンダ公式サイトより
ステップワゴン スパーダ ハイブリッドに関しては、外観はごっつくなっていますが、内装の方は少し質感が増した感じがあるぐらいです。
ハイブリッド車は2000ccになるので、ここでの詳しい説明は省きますね。
※ もし、ステップワゴン スパーダ ハイブリッドにも興味があるのでしたら、
- ステップワゴン スパーダ ハイブリッドの試乗した感想
ハイブリッド車としてはかなりの仕上がりになっていますので、一度読んでみてください。
1500ccクラスのミニバン セレナe-POWER
セレナe-POWERは、排気量としては1200ccなので、現在一番小さなエンジンのミニバンになるかと思います。
ただ走らせてみると、驚きますよ。
電気自動車並みの走りですからね。

燃費に関しても、現在発売されているミニバンでは一番良い数字を出していると思いますね。
カタログ数値で26.3km/L。
ただ、いかんせん、価格が…
高いです!
一番下のグレードを購入しようと思っても、「セレナe-POWER X」で2,968,920円かかってしまいます。
乗り心地や室内の広さなどは申し分ないのですが、価格は高いです(汗)
1500ccクラスの安いミニバンはコレ!
早足で4車種を見てきましたが、どうでしたか?
新車の価格だけを見ると、シエンタのX(Vパッケージ)が一番安いミニバンとなります。
でも意外にも車体の大きいステップワゴン、セレナe-POWERの燃費が良いことに驚いた人もいるでしょう。
そしてフリードも3列目の広さを考えるとシエンタよりも実用的な車です。
4車種それぞれに一長一短があります。
ここでは一番安い1500㏄クラスのミニバンを選ぶとなると、シエンタです。
私の個人的な意見を言わせてもらうと、5人乗りまでの用途ならシエンタを選びます。
それ以上の人数を乗せるとなるとフリードかな。
また、もう少し大きいミニバンが欲しいならステップワゴン。
大きくて静かなミニバンを考えているなら、セレナe-POWERかな。
あくまでも私個人の意見ですからね^^