三菱自動車の水島工場閉鎖で街は壊滅状態に!?

三菱自動車の水島工場ってどこにあるの?

岡山県の倉敷市に作られている三菱自動車水島工場

4月に三菱自動車の燃費不正が発覚してから、生産ラインがストップするなど閉鎖状態に追い込まれているのが現実です。

三菱自動車の不正は今回が初めてではなく何度も何度も繰り返されています。

常習犯って言ってもいいぐらいです。

 

その中で、一番被害を受けているのが生産工場で働いている従業員です。

飛ばっちりもいいとこですね。

三菱自動車はこの倉敷市にある水島工場で多くの自動車の生産を行っています。

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町全体が三菱自動車の城下町として機能していたのですから、親分である三菱自動車が何か事を起こすと連動して迷惑を受けるわけです。

会社の上層部は生産ラインの中止を指示するだけでいいのでしょうが、下っ端で働く社員などはその日の生活問題へと繋がるわけです。

こんなに腹立たしいことはありませんよね。

会社の尻拭いは、いつも下っ端。

踊る大捜査線の青島巡査の「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!!」の名セリフではありませんが、実際に車を作っているのはネクタイをはめスーツをビシッと決めている三菱自動車の上層部ではありません。

毎日油まみれになりながら汗水垂らして一生懸命働いている作業服で仕事をしている従業員なのですから。

そんな今の日本の会社の風潮に頭に来ます。

三菱自動車の危機 三菱の創設者は?

三菱の創設者はたしか岩崎弥太郎だったような?

会社のもとを辿っていくと、この偉大な人物にぶち当たります。

 

岩崎弥太郎といえば、あの幕末の藩士「坂本竜馬」と同じ時代に生きた人。

ただ、岩崎弥太郎と坂本竜馬は仲が悪かったという説があります。

それでも同じ土佐藩士。

ともに日本の将来のことを考えていたに違いありません。

 

三菱の創設者「岩崎弥太郎」は、三菱自動車のこの状況を見てどう思うのでしょうか?

まさか、こんな自動車の燃費不正行為で日本中の注目を浴びる企業にしたかったわけではありませんよね。

誰よりも日本を愛し、明るい希望に満ちた日本の行く末を考えていたことでしょう。

 

この失態を、三菱自動車の上層部は岩崎弥太郎にどう説明するのでしょうか?

創設者「岩崎弥太郎」のお墓の前でも平気な顔をして嘘を付くのでしょうか?

三菱自動車をこれまで支えてきた水島工場の閉鎖をどう考えているのでしょうか?

また、その他にも今回の燃費不正で影響を受けた関連会社をどう思っているのでしょうかね?

三菱自動車の水島工場閉鎖と自宅待機

岡山県全体で三菱自動車に関係するところで働く人は、約14,000人以上。

その中でも水島工場で働いているのは3,600人ほど。

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3,600人のうち生産ストップにより自宅待機が続いているのは1,300人以上にのぼっています。

倉敷市だけではありません。

岡山県全体がいま、見えない暗闇の中にすっぽりと入っています。

三菱自動車の未来は日産次第?

三菱自動車は日産自動車に合併吸収されることになり、会社倒産の危機は免れましたが、今なお会社が危ないことは変わりありません。

日産自動車の社長カルロス・ゴーン氏の手腕が気になるところです。

 

日産もある意味被害者なのですから、要らないところはばっさり切り捨てていくのだろうと考えられますから。

そうなると切り捨てられるのは、三菱自動車の末端の社員であることは目に見えています。

 

しかし三菱自動車にも他のメーカーの持っていない技術があるのも確かです。

そのすばらしい技術を生かしながら、日本の自動車産業の発展のために尽くしていってほしいものです。

少しでも、水島工場で働く人が笑顔になりますように。

頑張れ、三菱!
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三菱自動車の燃費不正の後始末 子会社倒産!

(2016年6月21日追記分)

とうとう三菱関連の子会社が倒産に追い込まれたようです。

倒産したのは、座席のところにあるフレームを溶接する岡山市の自動車部品の加工会社。

三菱自動車の燃費不正から2か月。

燃費不正が発覚してからの初めての犠牲者。

岡山市全体にとてつもなく暗い影が忍び寄ってきています。

岡山市にはまだまだたくさんの三菱の子会社がたくさんあります。

事態が悪い方向へと向かって行っているようで、不気味な予感がしています。

これが氷山の一角でなければよいのですが…

三菱自動車 やっと水島工場生産開始!

(2016年7月4日追記分)

本日7月4日午前中から、三菱自動車の水島工場で自動車の生産が再開されました。

実に2か月半ぶりの生産です。

水島工場では燃費不正で挙げられていた軽自動車4車種を生産していただけに、生産を中止していた2か月半はとても長くつらかった時期だったに違いありません。

生産の再開は始まったばかりなので、今後の影響はまだ分かりませんが、とにかく水島工場で働く人たちはひと安心ってところです。

工場閉鎖から再開に変わったことで、倉敷市の町全体が活気づいてくれればよいのですが。

三菱自動車 水島工場の従業員400人は8月まで休業

(2016年7月5日追記分)

昨日の記事で水島工場は生産開始したと書きました。

しかし今日になって、従業員400人ほどが8月末まで休業との情報が入ってきました。

部品の発注も7月末からのようなので、まだまだ下請け業者にとって油断はできない状態。

本格的に生産が稼働するのは9月に入ってからとの情報もあるが、どの情報も憶測の範囲での話。

不透明な状態はしばらく続きそうです。

三菱自動車 7月21日やっと出荷再開!

(2016年7月20日追記分)

三菱自動車が約3か月ぶりに、7月21日から燃費不正の対象車4車種を出荷開始します。

しばらくは受注の様子を伺いながらの出荷となりますが、まずはこれで一安心。

量産台数は最大で300台ほどを見込んでいるとか。

これで水島工場にも少し活気が出てくるといいかなと思ってはいますが。

とはいえ、まだまだ予断は許されない状況です。