ピックアップトラックの世界標準、トヨタ「ハイラックス」が実に13年ぶりに新型として日本市場に戻って来ました。

かつては「ハイラックス」と言えば、サーファーがボードを乗せて海岸を走る姿や後の「ランドクルーザー」のようにレジャーユースで、ピックアップトラックでも豪華な内装や乗り心地がウリでした。

 

キャブオーバータイプが主流になった日本国内でのクルマ事情により、「ハイラックス」は2004年に国内での販売を止め、欧州や新興国を中心とする海外で売れ行きを伸ばしていました。

中東などで機銃や兵士を乗せて砂漠を疾走する「ハイラックス」の映像を観るのは日本車ファンとしてはとても複雑な気持ち。

 

国内復活した7代目「新型ハイラックス」

新型ハイラックスは先代(6代目ハイラックス)より二回り以上も大きくなって、全長が5,335mm、全幅が1,855mm、車高は1,800mmもあります。

そのため、堂々たる3ナンバーサイズ…

なのですが、新型ハイラックスは商用登録となるので実際は1ナンバーとなります。

 

出典:トヨタ公式サイトより (ハイラックス)

 

外観上の大きな特徴は、トラックなどでは2ドア シングルキャブが多い中で、新型ハイラックスは4ドアのダブルキャブを採用。

これによって、乗車定員5名を確保しながらも後部デッキスペースに多くの荷物を積載可能となっています。

デッキスペースに荷物を積みつつ、定員5名を確保という仕様は国内でのニーズに応えたものと言えそうですね。

 

新型ハイラックスの購買層としては、まず先代からのユーザ層が考えられますね。

メーカー側も年齢層は団塊の世代も購買層として見据えているはず。

そうした国内ニーズを考慮したうえでの13年振りの国内市場投入と言えそうです。

 

ところが、実際の販売データによると、購入した年齢層では40代までが75%、何とそのうち女性が5%を占めているそうです。

比較的若い層が購入している事実は、販売に踏み切ったトヨタとしては嬉しい誤算かも知れません。

ハイラックスの用途は趣味としての傾向が強いため、アウトドア好きのファミリー層、アクティブな女性ユーザといった購入層にうけているのでしょうね。
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新型ハイラックスの圧倒的な走破性

悪路の走破性は伝統を引き継ぎ、しっかりと固められています。

足回りはフロントにダブルウィッシュボーン式独立懸架サスペンション、リヤに車軸式の半楕円リーフスプリングが採用されています。

 

林道や山道など厳しい条件下でもひるむ事はありません。

悪路の走破性と安定性は折り紙付きと言ってよいでしょう。

 

出典:トヨタ公式サイトより (ハイラックス)

 

さらに、リヤデフロック、ダウンヒルアシストコントロール、ヒルアシストコントロールといった最新装備まで付いています。

武骨なだけの印象ではなく、オンロードでも扱いやすいクルマとなっていますから。

剛性の高いフレームとキャビンはそれだけで重量が嵩み、ゴツゴツとした乗り心地を想像しますよね。

 

でも、新型ハイラックスはそれを感じさせず、オンロードのコーナーでもソフトにロールするものの、不安は感じさせません。

高速路での段差も急激な突き上げもなく、あっさりとサスペンションが吸収します。

新型ハイラックスでは、洗練された走りを体感出来るでしょう。
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新型ハイラックスの気になる燃費とパワートレイン

新型ハイラックスのエンジンはディーゼルのみ

 

出典:トヨタ公式サイトより (ハイラックス)

 

2.4Lディーゼルエンジン「2GD-FTV」は最高出力150PS、最大トルク400Nmを発生。

駆動方式はパートタイム4WDのみの設定です。

 

気になる燃費はJC08モードで11.8 km/Lと、ランドクルーザーと同等の環境性能となっています。

ディーゼルエンジンで車重が2t以上もある事を考えると、11.8 km/Lという燃費は納得の行く数値でしょう。

 

「低燃費」、「コンパクト」、「スライドドア」など、それまでの国内の乗用車に対するニーズのどれにも新型ハイラックスは当てはまりません。

それだけに今後の日本のクルマ市場で独特の存在感を発揮する、トヨタの新しいフラッグシップモデルとなるでしょうね。

 

ハイラックスに関しては、

こちらでも詳しく書いていますので、参考にどうぞ。

 

新型ハイラックス 内装も安全性能も充実

新型ハイラックスは、国内販売を意識して安全性能を大きく充実させました。

 

  • プリクラッシュセーフティシステム
  • レーンディパーチャーアラート(車線制御)
  • ドライブスタートコントロール(急発進制御)

といった安全装備はドライバーの負担軽減に貢献しています。

 

内装も分割リヤシートはもちろん、オーディオ、フルセグ、ナビなど快適な移動空間としての魅力も盛り込まれていますよ。

 

走破性だけではない、タフでセーフティな新型ハイラックス。

また、インパネ周りも4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ、昼間でも見やすく優れた視認性と先進感を持つコンビネーションメーターなど先進テクノロジーを惜しげもなく投入しました(Zグレードのみ)。

 

そのインテリアは、砂漠を疾走する姿とは全く別次元の快適なクルマとなっています。

エクステリアは「タフ」でインテリアは「都会的」という新型ハイラックスのイメージが定着しそうです。
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